育英西高等学校(2023)

『豊かな人間愛をもって行動することで国際社会に貢献できる自立女子を育成』が教育理念として掲げられています。

特に女子は地元志向が年々強く育英西高校は奈良にある数少ない女子高としての期待を集めている高校の一つです。

在籍生徒の出身中学を見てみると上(生駒)24名、富雄南(奈良)16名、伏見・登美北(奈良)緑ヶ丘(生駒)15名、

二名(奈良)、郡山(大和郡山)14名となっています。

また今年は創立以来最高の198名の入学者を迎えています。

立命館コース・・創造的女性エンジニアの育成

立命館大への進学を前提にしたコースです。

 

●立命館コースとはいえ、入学した人が無条件で立命館大に入学できるわけではありません。

 大学が実施する検証試験にパスしなければ入学することはできません。

 ただし、ここ5年間ではほぼ100%の合格です。

 

●立命館大のほぼ全学部から推薦枠があり、高校2年半の校内成績、英語資格試験等で進学学部が決まります。

 2022では推薦枠15学部のうち4学部が理系11学部が文系となっています。

 

●理系、文系どちらに進むにしろ、数Ⅲまでの学習が義務付けられています。

 

●行きたい学部や通いたい学舎【衣笠(京都)、茨木(大阪)、草津(滋賀)】の中で人気の学舎はかたよります。

 よってコース内での競争、特に上位者間の競争は厳しいものがあるようですが・・・

 

●立命館コースの立命館大への進学状況(62名中)

理系(4学部) 20名

文系(11学部)42名

 

特設コース

Ⅰ類・・社会貢献で人を幸せにする女性の育成

●新たに武庫川女子大学を加え関大13、同志社2、関学3、近大25、龍谷6、京都女子10など、約90大学400を超える推薦枠を使って安心の進路保障!

 

●ここ数年、各大学とも入学者定員の厳格化が図られ、私立大学の合格率が落ちています。

 また入試の一番に「確実性」を挙げる受験生が多く一日も早い進学先の決定を望む受験生や保護者が増えています。

 

●昨今の大学入試を考えると、入口(入学)と出口(大学進学)の偏差値を見る限り、コスパの高いコースになっています。 

Ⅱ類・・社会に変化を起こすチェンジメーカーの育成

●推薦枠はⅠ類が優先です。

 

●Ⅱ類の生徒たちは原則自分で大学受験の道を拓かなければなりません。

 

●「自分は将来、何をもって社会の、人の役に立つのか。

 それを実現するために、大学で何を研究するのか」を自覚して大学を選びます。

 

●大学は研究機関だという意識をもって、生徒が主体的に大学や学部を選びます。

 その視点に立って進路指導が行われていることは、すばらしいことだと思います。

 

●Ⅱ類の生徒の中には海外の大学や国公立大のAO推薦を受験する人もいるそうです。

 

●国公立大AO推薦の出願には志望理由書の提出が義務付けられています。

 入学後の研究テーマが確定されていないと出願することもままなりません。

受験方法と合格のめやす

3つの受験方法

育英西高校への受験方法は大きく3つあります。

①帰国生入試

出願資格・条件がいくつか決められていますから所属中学校へ確認が必要です。

 

(変)②指定校推薦入試

特設コースⅠ類・Ⅱ類を専願で志望する生徒に対して、在籍中学校より推薦をしてもらい、

入学試験に先立って合格を内定する制度

 

ー推薦内定基準ー

各中学校によって推薦基準が設けられていますので、

指定校受験をご希望の方は各中学校にお問合せください。

 

③一般入試

(新)専併混合出願が可能!

従来の出願は専願か併願のどちらかでしたが

第一希望「立命館・専願」第二希望「特設Ⅱ類・併願」

第一希望「特設Ⅱ類・専願」第二希望「特設Ⅰ類・併願」

などの専願・併願の混じった4コースへの出願が可能になります。

※第一希望のコースなら行きたいがダメなら他の高校を受けたい

という人にはもってこいの制度です。

 

(新)「特設Ⅱ類すみれ奨学金」コースを新設!

すみれ奨学金制度は特設コースⅡ類の受験生(専・併)に対して入学試験の成績により

入学金・授業料を原則在学中全額免除する制度

 

※新しく設けられた専併混合出願と新設されたⅡ類すみれコースによって

かなり多様な出願が可能になります。

半面少しややこしくなりますので十分な確認が必要です。

 

 

 (変)は変更した内容、(新)は新たに加えられた内容です。

合格のめやす

特設Ⅱ類すみれ、立命館、特設Ⅱ、Ⅰ類の専願・併願の

 五ツ木テスト各コース合格基準(5科目偏差値)です。

Ⅱ類すみれ         専願62      併願64

立命館           専願58  併願60

特設Ⅱ類          専願56  併願59

特設Ⅰ類          専願52  併願54

 

※2022年入試合格者最低点(得点率)は以下の通り

専願(650点満点)

特設Ⅰ類 57.6%

特設Ⅱ類 61.0%

立命館  70.6%

 

併願(650点満点)

特設Ⅰ類 61.0%

特設Ⅱ類 62.5%

立命館  76.9%

 

試験科目と配点

特設コース(バランス重視型)

 

国語・英語・数学各150点

社会・理科各100点

合  計650点

 

立命館コースA(バランス重視型)

国語・英語・数学各150点

社会・理科各100点

合  計650点

 

立命館コースB(理系重視型)

国語・英語各105点

数学225点

社会65点

理科150点

合  計 650点

 

※立命館コース受験者は当日の試験は同じですが、採点の結果AかBの高得点の方で判定

英語検定自己推薦とセーフティネット制度

①英語検定自己推薦制度(特設・立命館コース共通)について

 

※英語検定資格を有する受験生は、以下の得点を加算して合否を判定

3級   10点

準2級  20点

2級以上 30点

注)専願・併願どちらも同じ点数で加算

 

②セーフティネット入試制度(特設・立命館コース共通)について

 

(変)2023年度入試からセーフティネット入試制度は廃止

 

(変)は変更になった内容

 

大学合格・進学実績

●2022年度卒業生 139名のうち

国公立大+関関同立へ進学 60%

国公立大+関関同立+三女子大(同女・京女・武庫女)+産近甲龍へ進学 76%

 

●安心の進路保障

立命館コースを別にしても近大(25名)関大(13名)京女大など協定校を始め同大・関学など推薦枠が合計約400名分あり、特にⅠ類は60%以上の人が推薦枠を使って進路を決定

 

●2022年度卒業生の合格実績は下記の通り

国公立大学  9名

私立大学 121名

短期大学   3名

専門学校   3名